FLO Cycring FLO30

二年前に6800アルテグラを導入した際に、11速に対応するためマビックのキシリウムエリートを中古で入手し、以後このホイールで走ってきました。わりと見た目も良くてほどほどに軽くてなかなか頑丈で~と非常に気に入っていましたが、使い始めてから二年近くを経過しブレーキ面の磨耗やステッカー剥がれなどさすがにくたびれてきたので、新しいホイールと入れ替えることにしました。

大物パーツの入れ替えは久しぶりなので、かなり事前リサーチしましたが中々「これ!」というモデルを決められません。

  • デザインがそれなりに合うこと(赤色が入らないこと)
  • 値段が高くないこと(ブルベ使用とかだとあまり高級品はちょっと)
  • 今のホイールとそれなりに同程度の性能(重量とか)があること
  • 運用面で神経質な点がなく気にせず使えること

条件的にはこんな具合でしょうか。
個人的にはいわゆるプラズマ電解処理系のリムを採用したモデルを使ってみたかったのですが(エグザリットとか)どのメーカーでも値段的に10万越えのハードルが高くて、結局踏み切れませんでした。高級パーツはコンビニへふらっと寄った時とかやっぱり心配になってしまうので。

海外通販のセール情報漁りもそろそろ飽きてきた頃、某オークションで気になっていたホイールの出品を見つけました。

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FLO CycringのFLO30(アルミ30mmモデル)です。安価なディープリム&ディスクホイールで多少知名度が上がっているような気もしますが、使っている人はまだ見たことないので人とかぶることはなさそう。Web上でハブなど各種メンテナンス方法が軒並み公開されているのも好印象です。

中古ですが前オーナーの使用履歴はわずかで程度も良さそうだったので、なんとなく落札。ほどなくして我が家に到着し、早速合わせてみるとこんな具合。

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近所で適当に撮ったので背景がごちゃごちゃとうるさいですが、バイクとのカラーバランスは非常にイイ感じです。できればスポークは黒色のほうが好きですが、これは仕方ない。肝心の実走インプレですが、今までのキシリウムエリートとはだいぶ違います。

・重い
単純な比較でもキシリウムエリートは実測F:702/R:875=1577gでしたが、FLO30は実測F:747/R:946=1693と100g以上重いです。また質量的な印象よりも「リムが重くてスポークとハブが軽い」という前のホイールとは真逆の設計思想なので、転がり始めの感触が全然違います。速度が乗ってからの維持は楽に感じますが。
・ワイドリム
スペック上での数値はあまり気にしていなかったのですが、実物を見てみるとナローリムとは全然違います。ブレーキシューのクリアランスはワイヤーの固定位置を変えないと合わせられなかったので、ナローリムモデルと気軽に使い分けるのは難しい印象。また23cタイヤだと見た目でも明らかにリム幅に引っ張られている感じで、ちょっと窮屈です。
・フリーボディのラチェット音
「うるさい」とは聞いていましたがほんとにうるさい!公式のフォーラムにも「うるさいけどなんとかならないか」といくつか書き込みがあり「ペダリングを止めなければイイ」とかコメントされているぐらい(w ラチェットの構造は単純なのでグリスアップなどを試してみたいところです。
・ブレーキ
ビジュアルは黒一色ですが、単純にブレーキシューが当たるリム面も塗装しているだけなので、ブレーキをかけるたびに塗装が剥げてきます(既にフロントはうっすらとラインが見えている)また心なしかブレーキの効きも少し落ちる気がします。実用上問題になるレベルではないですが。
・乗りごこち
事前の想像と異なりずいぶんと乗りごこちは良いです。タイヤとのマッチング(MASSA T2301)のせいかもしれませんが突き上げ感なども殆どありません。これは想定外。

最初は踏み出しの重さに「これは合わないかな…」と思っていたのですが、少し慣れてくるとあまり気にならなくなってきました。転がりの軽い25c前後のタイヤと合わせてみたいところです。

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