BRM319 千葉300 (10th Anniversary Classic)

昨年の事になりますが、AJ千葉の「喜多方600」に出走しましたが前日の体調(睡眠)調整に失敗し、スタートからしばらくのところで落車しテンションが落ちてしまい、同行者と惰性で走り続けるも結局猪苗代湖付近で通り雨に遭遇してやる気が失せそのままDNF…という厳しい記憶があります。

以来「夜間スタートは難しい」という意識があり、今年のAJ千葉のBRM319は22時スタートという事もありエントリーを迷ったのですが、コースは去年のもてぎ600で大体分かっているので(自分は反時計周りで走ったので逆順ですが)夜間スタートなら行き帰りどちらも電車アクセスしやすいし、天候に恵まれればそんなに厳しくなさそう?と思いエントリーしてみました。

当日はお昼から3~4時間ほど寝て準備万端!のはずでしたが、変な時間に寝起きしたせいかどうも体調があまりよろしくありません。とりあえず家を出て袖ヶ浦に向かいますが、電車内でも変な汗が出るし胃腸の調子もイマイチな感じ。走れない程でもないですが夜間スタートなので、もし途中DNFする事になったら深夜で他の交通手段がないので色々面倒です。

移動中にかなり迷いましたが「とりあえずスタート地点まで行ってみて、そこでダメなら諦めよう」と決めます。

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袖ヶ浦で輪行をバラしてスタート地点に到着。テンション上がってきたのか電車移動中の体調不良もだいぶ治まってきて、これなら走れそうです。しかしながらここで問題発覚、テールライトの片方が残量不足でうっすらとしか点灯しません…これはマズイ。とりあえず2灯の電池を入れ替えてどちらも一応点灯するようにはなりましたが(必要な最低電力がそれぞれで違うので)、片方はしばらくすると完全に消灯してしまい、結局この後PCで高い単4電池を買うはめになりました。

単4なんて自宅には沢山ストックあるので、ブルベの時は予備を持ち歩くべきですね。去年も埼玉400の時に折り返しで片系が切れてPCで買った覚えがありますし。GPS用に単3の予備は持ってるので、今後は同じ電池ケースの空きに単4の予備を入れるようにしないと。どうせなら単4もエネループ運用にするかな?

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PC1までは去年のもてぎ600の反時計周りで最終区間だった丹原林道、あの時は単独夜間走行だったのでとても怖かったですが、今回はスタート直後で前後に他の参加者がいたおかげで気楽に走れました。夜間で霧雨っぽく視界もあまり良くないのと、体調の件もあり先も長いのでペース抑え目で走ります。

ただ30kmを越えてPC1も近づいてきたところでなんだか膝がおかしくなってきました。思い当たるのは先週鴨川200を走った後で「ウィンターシューズだとちょっとソールが厚い気がするから、サドル少し上げてもいいかな?」と思いセッティングをいじった事。原因はこれで間違いなさそうですが、まだ1/10も来てないのにこの状況は非常にまずいです。

幸いサドル高の目印テープをシートポストに貼ったままだったので、PC1で慌ててセッティングを戻しますが対処が遅かったようです。結局この後200kmぐらいまでは膝の違和感でビクビクしながら走るはめになりました。本番前に確認無しのセッティング変更とかは「ちょっとぐらい」と思ってもやったらダメですね。

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そんな訳で膝の不調もありダラダラ走行。うぐいすラインあたりで雨が結構強くなってきてレインウェア着ないとダメかな~と思いましたが、下ってくると雨は弱くなったので濡れたウェアから雨水を払う程度で済みました。気温も10度以上で湿度が高いせいか、夜間でも寒さはあまり感じません。

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PC2からは九十九里を南下しますが、やんわりと追い風でだいぶ走りやすいです。膝の不調で自分はあまり巡航速度上がりませんでしたが、早い人ならだいぶ稼げたのでは?次のPC3までは結構な距離があるので中間地点の大多喜のコンビニで小休止することを計画済みですが、近づいてきたあたりでまた雨がぽつぽつと降り始めます。事前の予報では0時越えたら雨は止んで晴れてくるはずなのですが、空には雲が居座ったままで星も見えないです。

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大多喜の297号沿いのディリーストアで小休止。皆考えることは同じか他の参加者もチラホラと入ってきて「天気ダメそうですね~」と会話したり。実際この後明るくなってきても小雨が降ったり止んだりの繰り返しで中々すっきりしません。レインウェアを着るほどの水量ではないですが、ウェアが濡れて冷えるので地味にストレスになります。

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三石山の登りに入るあたりでようやく雨雲を抜けたようですが、今度は気温がかなり下がってきました。登りでは負荷もあって寒さは気にならなかったですが、ここからはPC3を経由して鴨川まで長い下りに入るので、防寒対策でレインウェアを着て進みます。ここまで約150kmでちょうど全工程の半分で、貯金は1時間半ぐらい?悪くはないですが良くもないペースです。

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鴨川まで一気に降りてきますが、予報と違ってどんより曇りのままで気温も低めです。晴れて暑くなる?という想定で夏用グローブや替えのジャージを用意してきたのですが、これでは出番なさそう。幸いここから風向きは良好でかなりの追い風でしたので、負荷をかけずにゆるゆると走っても貯金が作れそうなペースです。

対向車線をトレイン組んで走っていくロード集団を何度も見かけましたが、学生のチーム練習かな?向かい風でもかなりのハイペースで、こちらは追い風なのに体力温存で流して走っているのが申し訳ないぐらいでした(w まぁPC4についてもゴールまではまだ100kmありますし。

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PC4に到着。少し気温が上がってきたのとPC3から負荷をかけずに走ったせいか、膝の調子も良くなってきました。お弁当を食べてしっかり補給を入れて白浜から北上します。ここからはアップダウンと市街地を繋ぐようなルートになるはずですが、走行再開してしばらくするとまたぽつぽつと雨が…おいおいまた雨かよーとテンション下がり気味。

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館山市街はクルマも多く走行も気を使いますし、しつこく雨も降ってきて、平地に出ると弱い向かい風とやんわり登り気味で中々ペースが上がりません。途中有名な「ビンゴバーガー」の前を通りましたが、PC4でお弁当食べたし気分的にもそんな余裕ないし結構並んでるし~と写真だけ撮って通過。

このあたりは何度か走ってるはずですが、近場のピーナッツソフトと共にどちらも食べたことないです(ソーセージの「セントシュバイン」は一度来た事あるかな)ゆっくりグルメ目的で来てみたいところですが、自宅からだとかなり距離あるので中々敷居が高い。

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長狭街道からもみじロードに入るあたりでようやく「曇天」から「曇り~晴れ」になって暖かくなってきました。PC5には貯金2時間で到着。ここからはマザー牧場経由から市街地走行になるのでペースは上がらないでしょうが、時間&体力的に完走は問題なさそうです。

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マザー牧場への登りに入りますが、連休のせいかクルマが多い!頻繁に追い抜かれるので気を使います。しかもこんな時に限って日が出てきて逆に暑いぐらいです(w ホント今回は天気予報に翻弄されたなーと思いつつ頂上到達。ここからの下り逆車線もクルマがぎっしり渋滞していてまたびっくり。マザー牧場ってそんなに人気あったかな?千葉県民ですが一度も行った事ないような…

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木更津の街中を抜けて港を通過。港町というのは認識していましたがなかなか立派な船があるんですね。海に近くなるとまた風が強くなってきて、コースは直線なのに中々ゴールまでの距離が減らずじりじりしてきますが、ここまできてアクシデントに巻き込まれたくないので慎重に進みます。

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ようやくゴールに到着、想定どおり16時ちょうどでした。ブルベで明るい時間のゴールって殆どないのですごく新鮮です…まぁ夜間スタートなので別段速い訳でもないですけど(w 受付手続きを済ませたら恒例のAJ千葉おもてなしで親子丼を頂きました!毎回手厚いホスピタリティでありがたいです。

のんびり休憩後スタッフへのご挨拶を済ませて、ひとまず袖ヶ浦駅近くのコンビニへ。雨中走行でバイクが泥だらけでとてもこのままでは輪行出来ないので、ウェットティッシュを購入してある程度汚れを落としようやく輪行準備完了。走り終わって緊張が解けたせいか電車内で立っていてもうとうとするぐらい眠かったですが、なんとか自宅にたどり着いてそのまま倒れるように寝ました。

今回の300kmは雨はそれなりに降りましたが、結局雨対策でレインウェアを着ることなく走りきれたのでコンディション的には良かったのではと思います。夜間の時間帯であまり気温が下がらなかったのも自分としては助かりましたが、逆に翌日の予報が大外れでしつこい小雨が続いたのには参りました。

無事完走できた事で多少ナイトスタートに対しても自信はついた?かと思いますが、喜多方のコースだとスタートから300ちょい走って(今回よりずっとキツイ峠ありで)せいぜい2時間ぐらい仮眠してから、更に深夜の悪名高いアップダウンに挑まないといけないわけで…ちょっと今の走力では完走できる気がしないかも。普通の早朝スタートに比べると同じ距離のブルベでもナイトスタートはリズムと戦略が違ってくるので、やっぱり難しいですね。

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