久しぶりの更新です。5月のブルベDNF以降、体調悪いのを一ヶ月近く引きずっていて大変でした…AACRも参加して無事完走はしましたが、イマイチ調子悪いままであまり出来事が記憶にありません(w 新潟シティライドの頃にようやく体調も戻ってくれて、このイベントはかなり楽しめました。
んで小諸200です。あの花好きな自分としてはコース詳細を見て「これは参加したい」と思った内容です。池袋スタートというのがちょっと厄介ですが、都内なら安く前泊する場所には困らないでしょうし。
前日は定時で会社を抜け出して、帰宅してから輪行袋に自転車を詰めて夜の池袋へ向かいます。天気予報が微妙だったのでレインウェアを持っていくかどうか最後まで悩んだのですが、結局軽装で行く事に(結果的にはわりと失敗)手配した宿は値段なりでしたが、寝る分には特に問題ありませんでした。
4時過ぎにタイマーで起床し、準備してスタート地点へ。この時点では雨も感じないし、軽装な人も割合いるのでこれなら大丈夫かな?と勝手に気楽な見通しを立てます。コース的には結構登るので、少しでもマージンを稼いでおくために早めにスタート。しばらくは都内の信号&クルマ多め区間を我慢して走りますが、普段は地元のクルマ通りの少ない広い道ばかり走っているので、大通りを抜けるまではペースを押さえて進行。計算通りの時間でPC1に到着し、ここから最初の登りになる山伏峠へ向かいます。
このあたりからパラパラと雨が落ちてきましたが、小雨で本格的な降りにはならない感じなので気にせず進みます。あまり足を使わず無理しない事を優先して登り、反対側を下ると秩父に到着です。
ここで事前に計画していた通り、ルートから少し外れて17番札所に立ち寄り(あの花ファンなら絶対外せないポイント)完走をお祈りしてからPC2へ向かいます。下りで稼いだ分PC2到着時には事前計画よりある程度マージンが出来ましたが、思ったより疲労感があったので、ペースの維持を優先して2番目の登りになる土坂峠へ向かいます。
高度が上がると霧雨がやや強くなる感じでしたが、ここも本格的な降りには会わずPC3まで到着。ここは道の駅なので買い物の選択肢があまりありません。あまり暑くないのと、ここまでのPCではプリンしか食べてないので何かしっかりしたものをささっと食べたいなーと思ったのですが、この日はあいにく鮎の塩焼きorソフトクリームの二択(w さすがにこれだと選択の余地がないのでソフトクリームを頂いて、いよいよ3番目となる一番キツイ十石峠へ向かいます。
PC3を出てしばらく進むと、ここであきらかに今までとは違うパターンの雨が降ってきました…雨粒が大きくてどんどん強くなるので「これはヤバイ」と近くの民家の軒先に退避。案の定猛烈な雨になってきて、たいした雨装備を持ってない自分ではとても走れません。とりあえず時間の余裕はあるから雨が収まるまで待とう~としばらくは道端で空を眺めます。
30分ぐらい待つと雨も小雨程度まで落ち着いたので、これなら行けそう~と再出発。矢弓沢林道の入り口までは雨も収まっていたのですが、登り始めたあたりからじわじわと雨が強くなってきてなんだかまずい感じです。斜度も厳しいのにダンシングでトルクをかけようとすると時折リアがスリップして不安定になるので、シッティングでトラクションを稼ぐことを優先してじりじりと登ります。
斜度の厳しい区間をなんとか抜けたあたりで、今度は雨が猛烈な勢いになってきました!路面も流れる雨で川になってしまい、こうなってはもう自転車で走れる状況ではありません。ここまで来ていると引き返す手段もないですし、逆にこの雨量の中下るのも怖いので「走るのもしんどくなってきたしちょうどイイか」と降りてトボトボと押し歩きを始めます。
しばらく押し歩きで登っていくと、だんだんと道を流れる水の色が濁っていきこんな状態に!この写真はまだおとなしい方で他の参加者の方が走って抜けていますが、ここから上は完全に濁流になっていて、小石や枝などが泥水の中を流れてくる中をひたすら押すしかない状況でした。途中土砂崩れが発生していてバケツ大の石が転がっている箇所もありました…いやーすごかった。
つづら折れの区間を抜けて頂上が近くなると、ようやく濁流も無くなって走れるようになりましたが、全身ずぶ濡れで寒くなってきました。こんな調子で下りが走れるか?と思ったのですが、案の定下り始めると寒くて速度に耐えられません。仕方ないので着替え用としてとっておいたTシャツを濡れるの覚悟で無理やり着込んで、補給食を食べてからゆるゆると下ります。
正直今回のブルベではここが一番キツかったです。下りなのに15kmぐらい?とにかく高度が下がれば温度も上がるはず!と安全第一で下りを進み、なんとか降りてこられました。見つけた自販機でホットのMAXコーヒーを飲んで一息ついたところで時間を確認すると、PC4にはなんとか間に合いそうです。下りで足を休める事が出来たので、ここからは多少飛ばしてなんとかクローズ15分前にPC4へ到着。
ゴールまでは約20kmでリミットまでのタイムは1時間ちょい。寒さも完全に脱してPCで補給も万全なので、アクシデントさえなければ完走は出来るなーと確信し、多少速めぐらいのペースで夕暮れの中を進みます。幸いこの後は何もなく、無事に制限15分前ぐらいにゴールする事が出来ました。その後は懇親会にも参加しましたが、面白い話を沢山伺うことが出来ました。ベテランの方はとにかくあちこちの道や峠に詳しい!ホントにどこでも走ってるんだなーと思います(w
今回はなんとか完走できてとても楽しめました。あそこまで雨が降るとは思わなかったですが、あのレベルだと半端な雨装備では太刀打ち出来ないでしょうし、もうどうしようもないですね。雨のせいで半分ぐらいは押して歩くしかなかったので、とても「登った」とはいえないのがやや心残りですが、もう一度挑戦するか?と言われてもちょっと考えてしまうかも…
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