この手のイベントは縁が無かったのですが、勤務している会社でサイクリング部が立ち上がり、部活動の一環として(?)参加することができました。もてぎは今でもレース観戦でちょこちょこ行く機会はありますが、ロードバイクでのサーキット走行自体が初めてなのでとても楽しみでした。普段ブルベなどでのマイペース走行しかしてないので、チーム参加の戦力になるかどうか怪しいところではありますが(w
当日はゲートオープン時間に合わせて会場入りして、ピットスペースを控えめに確保。駐車場がえらく遠くに案内されたせいで、クルマからピットまで荷物運びやメンバー集合でだいぶバタバタしましたが、自分はサーキット内の移動ルートを知りつくしているのでいささか役に立ちました。
7時過ぎて試走時間になったので早速コースに出ますが、確かに走りやすい!レース観戦してるともてぎは「道幅もあまり広くないし抜けないコース」という印象ですが、自転車なら道幅も余裕ありすぎるぐらいですし、路面もスムースでとても快適です。またいつもはサドルバッグなどそれなりに装備を積んで走りますが、今日はツール缶すら持たずボトルとサイコンだけなのでバイクも軽くて気持ちイイです。
走行は逆周りなのでダウンヒルストレートがそのまま登りになりますが、思ったより斜度はきつくないので(5%ぐらい?)アウターのままダンシングで一気に走り抜けられそう。ただ一周をうまくまとめるにはどこに重点をおくべきか?がよく分からないなーと思いつつ試走時間終了。
スタートは幸い自分が担当する事になったので、アナウンスに合わせてスタート地点へ向います。ワクワクしているうちに時間となり7時間の長丁場が始まりました!とりあえず最初は雰囲気を掴むところから…といつもの感覚でのんびり走り始めたのですが、これが失敗。ラップタイムは9分半ばぐらいで周回して自分の最初のスティントを終えたのですが、他のメンバーは普通に7分台で周回してるので全然遅いです(!)
「これは走り方全く変えないとダメだ」と分かったので、次のスティントからは積極的に集団に乗ってペースを上げる走りに切り替えます。最初はビビりながら走っていましたが、慣れてくるとそれなりには出来るようになりました。この規模のイベントだと人数が多いので、集団に乗れたらとにかく付いていくだけでイイので気楽です。ソロで真剣に順位争いしてるところは先頭交代とかあるのでしょうが、自分はチーム参加なので基本的には速い人の邪魔をしないようにすれば問題なさそう。
また進路変更できちんと斜め後方を目視するのを徹底するようにしました。集団の中にいるとバックミラーでの後方確認は死角が大きくて危険ですし、目視のアクションで周りの走者に自分の意図を伝えることが出来るので逆に安全なのかと思います。集団走行とかは普段機会がないのでこのあたりはとても新鮮でした。
集団に乗るのを意識すると、何とか他のメンバーと同じぐらいのタイムで走れるようになりました。特にヘアピン以降の下りと5コーナー後のインフィールド区間は集団に乗れないと全然タイムが出ないので、どのぐらいの位置で下りに入るかが重要になります。登りで頑張って集団を追い越してしまうと、逆に下りで集団に追いつかれても余裕なくて付いていけなかったり。普段はこんなに心拍高いゾーンのまま走り続ける事はしないので、短い時間で一気に負荷を上げてどう維持するか…は中々難しいですね。
途中4時間の組が終わると走行者が減って、集団に乗るのも難しくなってきます。更に少し後になると2時間の組がスタートしますが、こちらはペースが速すぎて逆についていけません。この頃になると風も強くなってきてタイムも落ちる一方ですが、7時間を過ぎて長かったレースも終了。自分たちのチームもアクシデントなく無事ゴール出来ました。
チーム参加だと自分のスティントを多少頑張っても交代したらのんびり休めるので「みんなで頑張ろう」と和気藹々したムードで楽しめますが、ソロになると体力に合わせたペース維持や補給計画などレースとしての本気度がそれなりに高くなるので難しそうに思いました。
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