これまでブルベ用のライトとしてVolt300(CAT EYE)とX-Force(IPF)を使ってきましたが、明るさ&ランタイム共にオーバーナイトで使うにはやや不安を感じていました。ブルベ用ライトも用途/運用形態/長所/短所で色々と種類がありますが、一番怪しい&面白そう?と思い中華ライト一式を思い切って購入してみました。
モデルはUltraFireのC2-T60です。「中華ライト ブルベ」でググると出てくるページなどでオススメされている機種で、モードメモリ機能が必要なければもう少し安い機種もあったのですがあえてこちらにしてみました。dealextremeの通販でオーダーしましたが、評判どおり遅い…ライトとマウントはすぐに届いたのですが、二組注文したリチウム電池は一旦発送処理されてから、日本への配送NG→オランダ経由で再配送されるというルートでどちらも届いたので、手元に全部揃うまで結局一ヵ月半ぐらいかかりました。
到着後早速点灯試験をしますが、フルモードは問題ないのですがミドル/ローモードでの点灯が安定しません。2本購入してどちらも同じ症状です。テールスイッチ付近を触ると回復するので、ここの内部のどこかで接触不良がおきている様子で、振ると内部でなんかカタカタと音がします。
接触不良対策の実施は中華ライトを使うなら避けて通れないので(w あちこち情報を漁りますがどうも出回っているスイッチとは構造がちょっと違う?みたいです。内側から見ると部品は外から圧入されているようで、こっちから外すのは出来そうにありません。
外側はこんな感じ。内側がダメであればこっちから分解できそうなのですが…
予想通り?でゴムキャップを止めている外周の部品をラジオペンチで挟んで外すことが出来ました。強引に挟んだので早速キズがついてますが、気にしない!これでスイッチ基盤が取り出せます。
スイッチ基盤を取り外したところ。中央の黒いパーツはマイナス端子へボディからスイッチを通って通電する際の絶縁用だと思います。
これがスイッチ基盤ですが、外周にハンダが盛ってある部分が銀色の部品と接触して通電される仕組みのようです。ここの加工がどうみてもイマイチなので、円周部になるべく均一にハンダを回して、面接触に近くなるように修正します。後は分解と逆の手順で組みなおして完了です。
対策後はミドル/ローモードも比較的安定して点灯するようになりました。スイッチのカタカタ音も無くなったので、恐らくハンダ修正よりも内ネジのゆるみが原因だったように思います。この状態で先日の400kmブルベで使用してみましたが、案の定懸念していた内ネジのゆるみが1本に発生してしまい、結局片系での運用になりました。構造上ここがゆるむと致命的なので、ネジ止め剤を使っておかないとダメですね。後はメンテナンスし易いように(リングプライヤなどで外せるように)加工しておきたいかな。
ロードバイクへのマウント方法ですが、ライト一式を参考にしたページの推奨に従い下ハンの下部へ装着しています。ライト本体をベルクロのマウントで固定し、光軸調整はライト後部とハンドルを輪ゴムで縛って角度を調整する…と見た目は結構テキトーな感じですが、これで走行中問題になる事もありませんでした。設置位置が低いせいか対向車両への幻惑の影響も少ない?ようです。
コメント