BRM114 千葉200(フラワーライン)

しばらく更新出来ていませんでしたが、その間に年度も変わってブルベのシーズンも始まりました。

2017年最初の出走は1月頭の三連休でR東京の曽我梅林200にエントリーしていたのですが、あいにくの雨予報で難易度が高くなることが予想されたのであっさりDNS。お正月休みの時にスタート地点(等々力アリーナ)周辺の駐車場をリサーチしに行ったりしてそれなりに準備はしていたのですが、この時期の雨はキツイので…

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今回の千葉200はスタートも8時と遅めなので電車で行くかクルマで行くか迷いましたが、寒い中輪行準備したり乗り換えするのが面倒だったのでクルマで袖ヶ浦へ。電車移動より時間はかかりますが、自宅からだと道もそんなに混まないのでやっぱり楽でした。到着して組み立てて受付したらちょうどブリーフィングの時間に。W2の8:10にスタートで目標完走タイムは11時間ぐらい?

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ウェア選択は上下3℃対応のジャケット+ビブタイツで、中にアームウォーマ+インナーウォーマ+ウエストウォーマとつけ外しが出来る組み合わせで防寒。走り出しはちょっと冷えましたが、天気が良く日に当たって体が温まってくると少々暑いぐらい。PC1で外して今年から投入したReverie:蛍光ベストのバックポケットに放り込みます。こういう重さはないけどかさばる小物を簡単に持ち運べるのはイイ。

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しいたけ村の登りをクリアしていつものルートで三芳から館山方面へ向かいますが、西に向かうと正面には暗い雲が…さっきまでは晴れていたのに急速に天気が悪くなってきました。事前の予報では夕方から雨or雪?という事でしたので、普通に走れば遭遇しなくてすむかなーと思っていたのですがどうも見込みが甘かったようです。

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去年の600でクイズポイントだった箇所を過ぎてしばらく進むと、突然ザザザーと雪が派手に降ってきました!雪質が軽いので多少浴びてもすぐにウェアに浸透することはなさそうでしたが、結構派手に降っているので濡れる前に念のためレインジャケットを装備します。グローブが濡れてしまうとかなりピンチですが、野島崎からは東に向かうので風向きが変わってくれればなんとかなるかな?

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通過チェックに到着。雪の降り具合はだいぶ弱くなりましたが雲行きはまだ怪しい感じ。この後さらに南下して東に向かうあたりは路面も乾いていたので一旦レインウェアを脱ぎましたが、結局次のPC3まで雪は降ったり止んだりして中々展開が読めずテンションも上がりません。グローブの指先だけブレーキやシフト操作でレバーに触れるので少しずつ湿ってくるのも気になります…気温も下がる一方です。

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PC3に到着。予定ではこのあたりでしっかり食事でも~と思っていましたが、ここまでの展開でとてもそんな気分になれず。ただここにきて雲の切れ目から空も見えるようになり、雨雲レーダーを参照するとこの後山を越えて内陸に入ってしまえば雪や雨の心配は無さそうです。これなら行けるかな?と状況が好転したことに安心して、親子丼と板チョコを一気食いしてホットドリンクを飲んでリスタート。

清澄山の登りは何度か走ったことありますが、クルマ通りも少なく道幅が広くてとても走りやすいのでわりと好きなルートです。ヒルクライムで体が暖まったおかげかグローブの湿りも解消されて、これなら途中でペース下がった分も巻き返せるか?と思ったのですが、途中の下りで右目にゴミを拾ったようで痛みで目が開けられなくなりまたもやペースダウン。一旦停止して様子を見ますが、異物感はある程度引いたものの、まばたきのし過ぎで視界がぼんやりしてとても走りづらいです。

元々使っているアイウェアが風の巻き込みが結構あるタイプなので、冬ブルベでは目薬でフォローしないとドライアイ症状が出やすいのは解っていたのですが、ここまで横着して目薬を使っていませんでした。まずいことにこのあたり(養老渓谷)はしばらく休憩するコンビニなどもありません…仕方なく走行再開しますが、とにかく視界が悪くて慣れた道なのにペースは上がらず。

久留里の先でようやくイートインのあるコンビニで小休止。顔を洗って目薬を差してしばらく目を瞑っているとようやく多少回復してきました。時間的には完走は問題ないので、ホットのミルクティーで体を暖めてからスタート時の防寒アイテムをフル装備して後はゴールを目指します。

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そんな訳で無事ゴール。恒例のAJ千葉おもてなしでお汁粉を頂きますが、冷えた体にとても美味しかったです。時間的には予想の11時間+トラブル対応の消費時間で想定どおり?でしょうか。正直なところ200kmだしコースも走ったことある道ばかりだし~と軽く考えていましたが、途中の雪でだいぶメンタルをやられました。

レイングローブを持ってないので、グローブが浸水したらコンディション的に厳しいぞ…と心配しながら走り続けるのは楽しくないです。冬シーズン以外ならグローブは濡れてもなんとかなる(雨が止めばすぐに乾く)ので、そんなに必要性を感じなかったという事もあります。イイお値段もするのでこれまでは見送っていましたが、気持ちの余裕のためにはやっぱり持っておいた方がイイのかもしれません。

反面良かった事はようやくウェアのセレクトが巧く出来るようになった事。0℃のコンディションでも防風インナーなどの小物で正面の冷気を防げばなんとか走れました。また気温が上がってもつけ外しが容易なので調整もやりやすいです。外した時に多少かさばるのがネックですが。

後は首と呼ばれる箇所を冷やさないこと。手先が冷たい時にグローブだけで対策しようとしても効果は薄くて、アームウォーマと組み合わせて手首を通る血液の温度を維持してあげるとかなり違います。足首は冬用シューズだと元々カバーされる仕組みなので問題ないですし、ネックウォーマはこの時期の必需品なので使っていない人はまずいないはず。こういうセオリーも話ではよく聞きますが、実際に体験してみないと中々身につかないものです。

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