自分は軽めのツーリングなどでは好んでバックパックを使うことの方が多いです。サドルバッグを付けるとどうしてもバイクが重く感じるのがなんとなく好きじゃない…という事もあります。
これまで随分昔に入手したScottのAirStrikeCompactというバックパックを愛用してきましたが、さすがに少しくたびれてきたのと、冬キャンプ用でもう少しサイズの大きいモデルが欲しいなーと思って購入したのがdeuterの「velo air 20」です。
deuterの自転車用バックパックは中仕切りが細かくサイズ違いで分けられていることが多いですが、このモデルは中の構造は大きな仕切りが一つだけです。大抵は荷物分類でスタッフバッグを使うので、仕切りはほとんど必要ないんですよね。荷物を入れる開口部以外は正面のポケット部だけというのもシンプルで良いです。
また自分はウエストベルトを付けるのが嫌いです。今まで使っていたScottもウエストベルトはざっくり切り落として、ショルダーベルトとチェストストラップだけで使っています。deuterのバックパックはたいていこのウエストベルトが幅広でしっかりしていて、サポートパッドも大きくちょっと切り落とす…ってのは難しいなぁというモデルが多いですが、この製品は細身のベルトになっていて、使わない場合はフレーム側に通してしまえば気にならなくなります。 早速ツーリングで使ってみましたので、良いところと悪いところを挙げてみます。
- 良いところ
- 荷物はかなり入る、ヘルメットホルダーのストラップ部分で全体サイズの変更も出来る
- ヘルメットホルダーのところも物入れとして使える。補給食のゴミなどジャージのポケットには入れたくないものを押し込んでおくと便利
- 背負った状態でウェアのバックポケットも普通に使える
- 背面フレームで支えるのでバックと背中の密着感はない
- ウエストベルトは使わない状態でも平気、サポートパッドも邪魔にならない
- イマイチなところ
- 「air」モデルなので通気性が良い…はずですが、体感ではあまりそう感じない。 触ってみると背面フレームと本体との間に空間は出来てるけど、背負っている時の姿勢だとバックパックがそのまま体のラインと繋がってしまい、サイドから走行風が抜けるような効果は期待できない感じ
- バック上部から厚みがあるデザインなので、視線をあげるとヘルメットの後部が当たる(慣れたらあまり気にならない
- ショルダーベルトのバック接合位置が自分にはやや狭く、首周りが多少窮屈な感じがある。ショルダーベルトを多少ルーズに調整した方が良いのかも
- 容量が増えた分バック自体も重くなり、入れる荷物が増えると更に重くなる。サドル加重が増加するので長距離はキツくなりそう
荷物量は期待通りですが、背中の風抜けに関してはairモデルのわりには…という印象です。密着はしないので汗が張り付いて不快という事はないですが。自分の利用目的としては荷物が増える冬キャンプのツーリング用なので、あまり問題ないかと思っています。
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