RACING5 DBはそれなりに気に入っていましたが、レビューでも書いたフロントの不安定感が解消できない事と、何故かパンクが多発するのがイヤになって次のホイールを探していました。当然より軽量で高性能なモデルを~と考えますが、カーボンクリンチャーモデルはまだ価格的に手が出ないし、DT SWISSのER1600あたりが無難かなーと様子見していたところ、しばらく品切れだったPRIME PRO DISCがCRCで在庫復活していて、しかもかなり値引き価格だったので衝動買い。
元々そこそこのお値段で重量1500g前後と完成車ホイールからの買い替え候補にもあったモデルなんですが、当時は注文出来なかったので。届いてからスルーアクスル仕様に組み替えて重量を計測すると1511gでした。以前の公称スペックでは1450gでしたが、自分が入手したモデルから多少仕様が変わっているようです(Wiggleの商品情報は修正されて1520gになっている)交換して早速近所を走り回ってみました。
- 良いところ
- 100gほど軽くなっているのでゼロ発進が軽快に(すぐ分かる)
- ホイール剛性の向上(これも結構違う)
- リアハブのラチェット音は普通(静かでもないけど爆音でもない)
- チューブレスレディ対応でリムテープも装着済み(いつか試してみたい)
- 悪いところ
- デザインは極めて地味(ステッカーもちょっとずれてる)
- リアハブにスピードセンサーが装着できない(細く絞り込まれた形でGarminセンサーと相性が悪い、フロントハブ側に取り付けて運用)
- Novatecのハブ+ALEX RIMのリム+SAPIM CX-RAYのスポークという手組ホイール用アセンブリのメジャーブランドを組み合わせただけなので、所有感は低い(オリジナリティに欠ける)
特にホイール剛性の向上は結構大きく、ダンシングでトルクをかけるとこれまでよりロスがずっと少なく、車輪がするっと回っていくような感覚があります。以前のRACING5 DBではこういう印象は無かったですし、ダンシングすると普通にホイールの撓みでディスクがパッドに接触していたので。
性能面でのコストパフォーマンスはそれなりに高いですが、反面デザインは極めて地味で所有感も低いので、ルックスも重視する人には向かないですね。自分もこれを気に入って使い続けるか?というと微妙かな…いずれはカーボンリムでミドルハイトなオールラウンドモデルが欲しいところですが、かなり予算を見ないと同程度の重量スペックを持つモデルは手に入らないので、難しそうです。
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